私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

【ネタバレちょっこっとだけ注意】陸王に学ぶお芝居

 

f:id:nonchoco2525:20171116175807j:plain

 

「これのせいです」

 

 

日曜劇場『陸王』、観てますか??

視聴率40%達したようで、ものすんごく面白いです。

わたしは、毎回涙しながら観てます(笑)

 

 

先週、第4話がありまして、

少し話をまとめますと、(観てない人はここから目隠し!)

 

初めて、シルクレイを使った足袋のランニングシューズを

茂木(竹内涼真)が履いて走ってくれて、

見事な走りを茂木はみせてくれるのですが、

 

最後の最後に足をつって、またしてもゴールならず、、、という結果になるのです。

 

 

その後、シューヒッターの村野(市川右團次)とこはぜ屋の社長宮沢(役所広司)は、

茂木の元へ行きます。

 

茂木は、何も言えない2人を前にして、こう言うのです。

 

「これのせいです」

 

なんと、陸王を差し出して、きっぱりと言います。

 

2人は、ハッとしますが、

やっぱり何も言いません。

 

そして続けて茂木は言うんです。

 

こいつのせいで、久々に走るのが楽しかったと。

 

ケガや、会社の契約問題で、

どん底まで落ちていた茂木。

 

希望がみえた瞬間でした。

 

第4話は、多くの人がこのシーンで涙したことと思います。

 

もう直ぐお芝居の本番を控えているので、

お芝居脳でこのシーンを分析してしまった私は、

 

役者さん方も素晴らしいし、役者さんありきのドラマですが、

このお話を手がけた、池井戸潤さんと八津弘幸さんのすごさが甚だしいと思いました。

 

たった一言で、視聴者を惹きつける。

それは、お芝居の中ではテクニック的なのかもしれませんが、

その技術を毎回、違和感なく取り入れられるって、簡単なことではないと思うんです。

 

そう思ったのも、自分が文章を書くようになったから。

 

記事を書くと言っても、ただ文字を書くということじゃないじゃないですか。

まず伝えたいことを考えて、大枠をつくり、

そこから、それに沿った細かいセリフや内容を積み上げていく。

 

お話のキャラクターや世界観、読み手の視点。

本当にいろんなことを考えて、作品というのはつくられているんですよね。

 

 

地道で大変だけど、楽しいんですどね(笑)

 

だから、私も一つ一つの言葉を大切に読み解いて、演じたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

良くも悪くも、何の先入観も持たずに読んだ結果がこちら。

 

f:id:nonchoco2525:20171108165743j:plain

恥ずかしながら、伊集院静さんの本を今日初めて読みまして。

 

 

名前はきいたことがあるんです(笑)!

 

ですが、伊集院静さんの本を読んだことがありませんで、というか、伊集院さんのファンの方には申し訳ないのですが、関心がありませんで、読む機会、ご縁というものがこれまでになかったのです。

 

だから、この本を母に勧められなかったら、これからも読まなかっただろうし、というか、勧められた時でさえ、表紙を見て、「なんだこの、ダンディっぽさを醸し出しているおじさん」としか思いませんでした。

 

でも、ひょんなことから、ページをめくると、とまらないとまらない!!

小説でもなく、なんだ、このおじさん? と思ったおじさんのエッセイであるというのに、もう、面白くて面白くてたまらないのです。久しぶりに本の一気読みという幸せなことをしてしまいました。いやあ、本当に面白かった。さすが、素晴らしいな、このおじ……作家さん。

 

 

私が伊集院静さんに全く関心がなかったのに、彼の本を(先生と言ったほうが良いのでしょうか)手に取ったのは、母に勧められ、そしてちょうどその時暇だったから、というも大きな理由の一つですが(とことん失礼ですみません(笑))、決め手となったのは、『大人の流儀』というタイトルだろうと思います。見出しには、「本物の大人」になりたいあなたへ、と書かれていました。

 

和太鼓バカと言われるくらいサークル一筋だった私が部を引退し、就職活動をはじめてから現在まで、ずーっと思い悩んできたのが、大人と子供の狭間問題でした。

自立したいのにできない、いや、自立したくないだけ? 甘え? てか、大人ってなんだ、子供のままじゃダメなの? など、自立しようと思えば思うほど疑問が出てきたし、輝いている大人の人を見て、その姿に尊敬し、私も自分の道を進んでいこうと背中を押されることもありました。

 

それでも、この問題が解決したことはありません。いつまで続くのかわからないけれど、20代のこの時期はこうやって悩みながら、進んでいくしかないのだろうとも思います。だからこそ、このタイトルに惹かれたのです。

 

伊集院静さんがどんな人なのかという、良く言えば固定概念が全くない状態でこの本を読んだ私は、とてもとても刺激を受けました。もちろん尊敬の意です。お酒やギャンブルについてが、多少気がかりでしたが(笑)、初めの「なんだこのおじさん?」という印象は全く消え去り、「このおじさん、何者! いや、さすが作家さんだ! すごすぎる!」というものに一変しました。先生のすごさを知らなかったばかりに、こんな思いを抱きましたが、すごいのなんて、プロだったら、当たり前なんですよね、本当に頭が上がらないです……(笑)

 

 

まず一つは、やっぱり幾度も大きな賞を受賞されてあるだけある、先生の何でもない日常から得た気づきが、つらつらと書かれているエッセイであるのに、まるで小説を読んでいるかのような感覚で、お話が面白い! この一冊を読むまでに、何度声を出して笑ってしまったことでしょう。近くにいた母が、「そげん面白いとね?」と突っ込まずにはいられないほどです。描写が丁寧、かつ平明な文章。さらに、結論ないしオチにあたる最後の一文の切れ味が、尋常じゃないほどいいのです。先生ってこういう人なのだろうな~というのがわかる、ユーモアのある、その章最後の一文には、必ず圧倒させられました。他にも、自分のことを客観的に描いて、読者を少し翻弄させ、その後、その物語の真相を述べる、など読者に読ませるたくさんの技術がみつかり、今述べた、この本が素晴らしいと思う理由は、プロのライターを目指す私が、書き手目線でこの本をみた、というのがあります。おかげで、先生の作品をもっと読みたい、そこから学びたいという気持ちが芽生え、こんな素晴らしい作家さんを知らなかっただなんて、書き手として失格だと反省しました(まあ、今知れたからいいけど(笑))。

 

 

でも、それだけでなく、やっぱり本の内容も素晴らしいのです。技術だけじゃこんなに感動したり、心動かされるはずがありません。大人と子供の狭間問題や、それに伴う将来への不安から、自分の「生き方」というものにとても関心がある私は、かの有名な「がばいばあちゃん」の本や、99歳になっても働き続け、自分の力で生活をしている吉沢久子さんの本を愛読書として読んでいました。もちろん、自分の実のばあちゃん達から、話を聞くのも大好きで、実家に帰ると必ずばあちゃんの家に行って、たくさんおしゃべりをし、自分のこれからを前向きに考えてきました。

 

だから、「女性目線」の生き方の価値観には、多様に触れているつもりでしたが、「男性目線」での生き方に対する価値観には、ほとんど触れたことがなかったのです。

 

女性目線の生き方に対する価値観には、衣食住に関する心と体の健康が重要視され、どんなにつらいときも、寛容な心であることがうまくいく知恵であると言われます。でも、先生のエッセイでは、「大人の男はこうあるべき」というのがはっきりとしているのです。政治などの社会問題から世間の常識などに対する善悪が、先生なりにあって、その芯がとてもしっかりとしていて、それでいて温かく感じるのです。ズバズバと自分の信念を語る先生の言葉は、潔く、まっすぐで、私の心に響きました。

 

でも、思い返してみると、成功し輝いて見える人というのは、みんな自分の言葉を持っているように感じます。私はまだ、自分の言葉に自信がありません。この考え方ってあっているのかな? 本当にそうかな? と、いつも疑いの心を持ってしまいます。でも、ばあちゃん達や先生の言葉には、一点の曇りもないのです。それまでに私と同じような、迷いもあったのだろうけど、それを乗り越えた先にある真実というものをつかんだ、堂々とした言葉に聞こえるのです。

先日お話した芯のある女性は、こう言っていました。

「どんなことをしようが、輝いている人たちのやっていることは、みんな同じなんだと思う。成功の真理って必ずあるんじゃないかな。それができるか、できないかだよね」

 

そういえば、天狼院書店のライティング・ゼミでも、目標を実現するための方法をみんなで研究しても、必ず、もう絶対にある同じ真理へとたどり着くのです。みんなで、どんなに考えても結局これか~、となるのです。でも、本当にそうなのです。

 

私のバイブルとなった水野敬也著『夢をかなえるゾウ』にも、この世界には、夢をかなえるための自然の摂理ともいえる法則が存在するのだと言っています。

 

 

変化しないものなんてない、人それぞれだという考え方を持っていた私ですが、活躍している先輩方の背中を見て、変わらない法則のようなものもあるのかもしれない、そしてそれを信じられるのかが運命を決めるのかもしれないと、20歳を超えた今、おぼろげに感じることができています。どのみち、おばあちゃんでも、若い人でも、魅力的に思う人はみんな、自分の信念が表れる言葉を持っているような気がしてならないのです。

 

先生のこの本を読み終えて、私はこんな感想を持ちました。

 

先生の生き方は、本気と冗談のさじ加減が絶妙。海外映画で、絶体絶命のシーンで、アメリカンジョークを言う主人公のように、先生の生き方は、冗談の中に本気があり、本気の中にも冗談が入っているのです。だからこそ今、こうして人気作家として活躍し、私のような若者に、希望を与えることができているのだろうと思います。本気と冗談で生きてゆくさじ加減が分かるようになれば、もっと生きやすくなるだろうし、不幸な人生を送ることにはならないだろうなと、そう思わされました。

 

私は、こんな生きるために役立つ本を読むと、不安が消えるわけではないけど、光が見えてきたような気持ちになります。それは多分、実際に経験したという実感がないからでしょう。

 

 

でも、確かに私の目の前には、道がある。

 

 

こんなこと言ったら、先生に「それがどうした」と言われそうですが(笑)

 

ただ今、続・大人の流儀を読んでいます! ホント先生の文体好きだな~。なんか、好き(笑)ソレガドウシタ。

 

 

 

魅力的な人にあって、冴えない人にないもの

 f:id:nonchoco2525:20171030160532j:image

 

ずっと魅力的な人に憧れていました。

魅力的な人になりたいと心の底から思っていました。

でも、オーディションには受からないし、

あなたは魅力的だ!!なんて言ってくれるすごい人もいない。

 

魅力的だと感じる人を見て研究して、取り入れたりしていました。

外見だけでなく、内面も。

 

変化はありましたが、魅力的になったかは、定かではありません。

 

でも、先日、その魅力って何なのか?

その魅力はどこからきているのか?

それがわかったのです。

 

 

 

 

 

丹田


みなさん、丹田って言葉を聞いたことはありますか??

スポーツしてる人とか、体操してる人、マッサージ師やヨガインストラクター、そしてダンサーなど、身体に関わる活動をしている方は、1度は必ず耳にしたことがあると思います。
けど!そういったものとは無関係な人は、なんじゃそりゃ??と思われるかもしれません。

なので、まず丹田とは?
ということで、その説明がこちら。

 

f:id:nonchoco2525:20171030160135j:image

 

簡単に言えば、
人の身体の中で一番パワーが集まるところ。だそうです。

踊る時とか表現する時って、本当にこの力が一番重要なんじゃないかって私は思っていて、

丹田っていうのはおへその指3本分下にあるのですが、

縦横無尽に動き回る素晴らしきダンサーさんたちは、ここの力をコントロールものすごく上手いから、あんなありえないような動きだったりをできるわけです。

もちろん、柔軟性とか魅せ方とかも必要ですが、1番身体をコントロールして、ダンサーを魅力的にしている根源は、ここだと思うんです。

でも!!!

丹田力っていうのは、別に、ダンサーとか身体を動かす人だけに必要なものではないと、私は先日気づかされました。


劇団四季の熊本亜記さんのWSを受けた時のことです。

彼女からは歌唱の指導をしていただきました。

その彼女は、ミュージカルのいろはを話す時、何度も「丹田力」というキーワードを出していました。

私、この時まで丹田というものを知ってたのは知ってたし、いつも意識しながら踊ったりしていたのですが、
大きな認識違いをしていたことに気づいたんです。

まず、私は丹田っていうのはなんか、胆のうとか腎臓とかの類の臓器かなんかの様なイメージをしてたんですね。

でも、そんな臓器なんかなくて。ただ、パワーが集まるところなんですよね。
パワー=「気」ですよね。

なんじゃ!目に見えない非科学的なものじゃんか!!とびっくりしました(笑)


ヨガにもその考え方が通じていて、やっぱり目に見えない何かってあると思うんです。


例えば、オーラもそうですよね。

なーんか、あの子魅力的だよね〜。

そういう人って、います。

で、熊本亜記さんは、


そういう人は丹田力があると断言するんです。

 

丹田力=魅力

 

魅力的になりたければ、丹田力を磨くべきだと。

これは私も実際にめちゃめちゃ感じていたことなのですが、丹田力があるダンサーさんは本当に魅力的なんですよね、動きも表情も何もかも。

 

だからダンサーに関係なく、歌唱でも芝居でも、ただ歩いたりしてる人でも、魅力的だと言われる人は、必ず丹田力がある人なんです。

 

なぜなら!!!!
丹田力は、しぶとさとか、ここぞの時のどっしりさとか、そういうものにも繋がっているからなんです。  

 

下手くそでも、なんか目を引いて、オーディションに受かってしまう人っているじゃないですか。とか、すごい人に目をつけてもらえたり。
そういう人って、やっぱ丹田力なんですよね。

自分はやるんだ! 絶対に!という自信と冷静な判断力も丹田の力に関わるそうです。

 

だから、何か目指している何かがある人なら、身体を使うものでないとしても、絶対に丹田力を鍛えるべきだと思います。思いました。


だから、私の11月の目標は、「とことん丹田力を鍛える」です。

劇団四季でライオンキングのナラや、コーラスラインのディアナの座を勝ちとった素敵な方が言われるのだから間違いない!!!

亜記さんの指導やプロのお話を聞いたことで、自分の努力の足りなさを感じ、まだまだもっとやれると思いました。

やるべきこともより明確化しました。

 

何と言っても、亜記さんの魅力は、すんごい歌が上手いのに、それを感じさせないくらいフレンドリーに関わってくださるところ。とても魅力的でした。

 

亜記さんから、個人的に言われたのが、
もっと図々しさ、負けん気を持て、ということ。

やっぱりこれも丹田力の弱さからなんですよね。

なので、その日から常に常に丹田を意識して過ごしています。

 

まだ弱気になってしまうこともあるけれど、丹田を鍛えて、そんな自分とおさらばします!!

 

丹田を意識しはじめたからなのか、レッスンで猛烈な疲労感を感じなくなった(笑)
7時間ぶっ通しで踊っても、なんか、疲れ通り越して、やる気に満ち満ちていた昨日のレッスンでした💃🎈

 

 

そんな機会に出会えたことに感謝。ありがとうございます!

 

もっと詳しい解説や、丹田力の鍛え方が知りたい方はこちらをどうぞ💁‍♂️
http://丹田鍛え方.com/14

【フィクションが一度も書けなかった私】必要な覚悟は.....

 
 
今まで、自分のことしか書けた試しがありませんでした。
 
フィクションに挑戦したことは、ありました。
でも、web天狼院掲載になることは愚か、講評も「つまらない」「小手先」「覚悟がない」という厳しいもので、
正直、もう、三浦さん怖い! と思ってしまったこともありました(笑)もちろん、毎週真剣に講評していただいていることには感謝で感謝で、頭が上がりません!!!
 
でも、何度も何度も心を折られて、私なりの答えを必死に考えて導き出し、正解かも分からないまま提出したとき、
はじめて「いいコンテンツだった」と評価してもらうことができました。
そして、初めて掲載に至ったフィクションの記事がこちらなんです。
 
「自分で書いた」「自分で自分なりの答えを導き出した」と言いましたが、
だも実は、
全て周囲の方の考え方とか、言葉のおかげでなんです。
 
話のネタのモデルになった人や、風景。
どういう覚悟で書くべきか決定的なヒントをくれた記事。
 
それが無かったら、一生フィクション書けなかったかもしれません!
書けなくはないとしても、もっと時間がかかったかも。
 
書く覚悟を教えられたのは、天狼院書店池袋駅前店店長の紗生さんの記事でした。
 
 
この記事で、紗生さんは、三浦さん著『殺し屋のマーケティング』で、「作家が消えていた」と言います。
 
私はハッとしました。
 
フィクションを書いている時、私はその物語から消えていただろうか?  
 
書き手が消えるということはつまり、
作家なんてどうでもよくなるくらい、その話が面白くて夢中になってしまうということです。
 
それが、読んでくれる人を喜ばせるということ。それができれば、自分のことなんてどうだっていいですよね??
 
私に足りない覚悟は、こういうところなのかもしれない。
フィクションを書くにはこれが必要なのかもしれない。
 
 
それは......
 
「自分を文章から消す覚悟」
 
 
私がノンフィクションで自分が考えたこと、体験したことをもとにした記事しか書けなかったのは、フィクションの世界観を信じ切れず、その世界に入り込めない自分がいて、それが世界観を乱してしまっていたからかもしれません。
 
だから今回、自分を消すことを意識して書きました。
そうして書いていったけど、実際に果たして自分が消えたかは分かりません。
でも、掲載に至ったということは、少しずつではあるけど、いい方向へ変化できたのかなと思います。
 
初!フィクション。良かったら読んでみてください!!
ああーー!嬉しい(笑)
 

水野敬也著 夢をかなえるゾウ 交通事故と悔しさと人生の幸せ

 f:id:nonchoco2525:20171019204358j:image

 

〇〇さんがね、

交通事故にあって今病院だから

今日、受付に入ってもらえない??

 

朝、バイト先から、そう私に電話がかかってきた。

 

その日、私はダンスと、劇団のレッスンに行く予定だった。

 

でも、これは緊急事態だ。

でも、私はレッスンに行きたかったし、行かなきゃだし、絶対に休みたくなかった。

 

突然のことで、 驚きだったが、

私の心は正直で、こういう時に、人は本性が出るのだろうか、

 

私じゃなくても、他の人がいるんでは?

よりによってこんな日に、、、

自分の夢を実現するためのレッスンを1日だって休みたくなんかないのに、、、

 

という、自己中心的すぎる感情が溢れた。

その人の心配より、自分の感情がむき出しになり、不満がでた。それほど想いが強いというのかなんなのか、

自分のことばかり考えていた。

 

そう、いつだって優先順位の1番は自分なのだ。

 

 

 

私はこう答えた。

 

あ、え!!

そうなんですかっ?!😣

今日、劇団の練習があって......

んーっ、

でも、緊急事態ですもんね、

わかりました、その旨を伝えてみます。

というか、〇〇さんは、大丈夫なんですか?!?!😣

 

 

 

いくら自己中心的な私でも、さすがに断れなかった。

 

 

だって、自分のことばかりを考えた次の瞬間には、こう思ったからだ。

 

もし、今度この立場が逆になったら??

私が不慮の事故に遭ったら、誰かが私の代わりに入ってもらうことになるのだ。

 

私はオーディションで、代行してもらっているんだぞ??

他の受付スタッフのおかげで、休みをもらって、私はオーディションを受けることができている。

 

そういえば、先日ミーティングに参加できず迷惑をかけた。

仕事の信用を失った今、私がとるべき行動は、決まっているのではないか?

 

これで自分の欲のままに、代行を断れば、

極端に言えば、この先誰も振り向いてくれない。

 

どんなにダンスの技術がすごかろうが、

嫌なヤツだったら応援する気にはなれない。

その人がピンチの時に、手を伸ばそうなんて思えない。

 

これは、人として、仕事としての信用の問題だと思った。

 

だから、電話を切った後、

私に迷いはもうなかった。

 

踊ること、芝居ができても、

あなただから観たいと思ってくれるお客さんがいなきゃ意味がない。

1人で夢を実現するなんてできると思っていない。

どこかしらで支えてくれる人がいるから、実現するんだ。

 

これまで、

心のどこかで、誰かのためとか、他者への貢献なんて、綺麗事だと思っている自分がいた。

確かに、緊急事態でバイトに入るというのは、

その人のためになるけど、

その人のためだけではない。

 

回り回って自分のためにもなる。

 

自分のためにもなることだから、

目先のことではあるが、自分のやりたいことを我慢する。

 

 そうしなければならない時もあるのだと、

思った。

 

100歳になっても執筆活動などで活躍されている柳沢さんは、こう言っているそうだ。

 

人生は思い通りにならないことも多い。

でも、その中でどうやって自分のやりたいようにできるか、試行錯誤していくことが人生なんだよ。

 

それを「人生」とまで言い切ってしまうところに少し驚いたけど、

 

今はこの言葉に少し救われた。

そう切り替えたら、前向きに考えられるようになった。

 

バイトの時間まで、

TAP、歌、ダンス、芝居の自主練をみっちりして、(裕に4時間は超えていた、それでも足りないくらいだった、、)

 

こうしてブログも書いている。

どうせレッスンにいけないのなら、

 

少しでも今やれることを!!!!

時間を無駄にしたくない!!

 

 

そうして、

交通事故に遭ったバイトの先輩や、会社の人にも役立つことができれば、上出来だ。

むしろ自分にとっても、とても良いことだ。

 

 人のため、誰かのため、あなたのため。

 

自分以外の誰かを想ったら、

回り回って自分のためにもなるって、こういうことなのかぁ。

 

綺麗事だと思っていたことが、少しだけリアルで実感できた気がした。

 

それでも今、とても悔しい。

バイトで仕事をしていればしているほど、

本当はレッスン行けたのに、

本当は劇団の練習行きたかったのにと、

あー、他のみんなに迷惑をかけるし、何より遅れを取るのがとても嫌だ。

 

沸々想いが湧き上がる。

 

それでも歯を食いしばる。

自分に言い聞かせる。

じゃあ私はいつも、練習に全力注げてる??

 

疲れたから、きついからと言って、

何か言い訳にして手を抜いてしまうことはない??

 

こういうこともあるんだから、

毎回行けるレッスン悔いのないようにやらなきゃ。

一回一回レッスンに行けるということにもっと重みを持たなきゃ。

要は、日頃レッスンに行けることに感謝するってことだ。

感謝の気持ちが足りてなかったと思う。

 

そうじゃなきゃ、

悔やむ資格はない。

 

いつものレッスンを蔑ろにしてるヤツが、

悔やむ資格はない。

 

そう思って、そう言い聞かせて、

また、歯を食いしばり仕事をした。

 

こうなったら完璧にこなしてやる!!!

 

悔しいという感情は、

私にとって大きなエネルギーになる。

 

ここで、

全部周囲のせいにして、ダメになって、負のスパイラルになるより、

コンニャロと思って、プラスの方向に自分で持って行かなきゃ、もっと悔しいし、負けだ。

 

 それで、今日色々感じたのは

 

まずは人のため、とか

まずは自分のため、とか

 

いろいろ言われているけれど、

今回のことで、私はどっちが先なのかわからないと思った。

というか、どっちでも良くね?ってなった。

 

人のためにと思ってやったことが、回り回って自分のためにもなるってことは、もちろん素敵なことだけど、

 

自分の願望があって、

そのために人のためにできる人であれば充分だとも思うし、

 

現に、自分がやりたくてやってたことが、いつの間にか人のためになってました、ってことはよく聞く話だと思う。

 

ただ、自分のためにも人のためにもなればいい。

それが幸せなことだと思う。善いことなのだと思う。

 

 

あ、これ、ガネーシャの課題達成してる!

 78.運がいいと口に出して言う

運が悪いことがあったと一度は思っても、こう口にすることで、自分をいい方向に持っていく考えが浮かぶと言う課題です!

 

みなさんにも、幸あれ😊⭐️

 

 

 

 

【情報解禁!第5弾!】目指すものに負けそうなあなたへ

 f:id:nonchoco2525:20171009143820j:image

誰にでも必要枠がある。

 

そう言ってくれたのは、Les Misérablesでテナルディエ役を務められているKENTAROさんでした。

初の福岡でのダンスワークショップに参加した私は、トークタイムの時のKENTAROさんの言葉にとても励まされました。
肩の力がスッと抜けた感じです。もともと肩に力が入りやすくって、余分な力を入れて頑張ってしまう不器用な私なので、本当にありがたいお言葉でした。

 

といっても、直接私に向けられた言葉ではなかったのですが、でも、みんなにとって当てはまることだと思うのです。

 

ある女の子が
「身長が低いのがコンプレックスになっています、やはり舞台映えするのは大きい人だし、小さい人はミュージカルに不利になのでしょうか?」

そういう質問をした時、
KENTAROさんは即答でした。

 

「出れます。身長が低い人も必ず舞台に出れます。というか、必要なんです。身長が低い人も必要枠なんです。もちろん、役柄の幅が制限されることもあるかもしれません。幼い役とか。でも絶対に必要枠です。小さい人しかできない役もあります。
でも、あなたのように自分の身長をコンプレックスに思って、諦めていく方が多い。それは本当にもったいない。小さな人も必要とされているのに。だから小さな人でも舞台に出ることはできます」

 

これを聞いた時、
心がフワッと浮いてあったかい気持ちになりました。
もしかしたら、ここに来ている人というか、全ての人が必要枠なんじゃないか。


その、必要枠に自分で気づいて踏み入れることができるかできないか。それが問題なだけで、私自身に何も問題はない。もちろん必要枠に入るための努力は当たり前ですが、
私は冴えない顔だから、とか
体型がどうとか、
それは問題ではないんじゃないかと思うんです。

私は私の、そしてあなたはあなたの必要枠が絶対にあるからです。

 

今回のCM撮影中、色んな子を見ました。本当に個性的な人ばかり。みんなが芸能界を目指しているのかな〜?と思うと、

一握りしかならないんだろうな、私なんか...とか思いましたが、

KENTARO さんの言葉を思い出したら、

 

いや、ここにいる全ての人に必要枠が絶対あるんだ。なら、私も大丈夫!
その必要枠に出会って勝負できるかなんだ!!
今から諦める必要なんてサラサラない!!

そう思えました。


なんか、不思議なことに、みんなが必要とされる個性を持ってるように見えるんですよね。
こんな女優さん必要なんじゃ?あんなダンサーも必要なんじゃ?
あれ?みんな芸能人なれるんじゃ?
みたいに思えてきてしまって(笑)

 

だからこそ、このエキストラのCMオーディションを続けていこうとは残念ながら思えませんでした。

まず、競争率が高い割に、可能性が低い。そんなところで必要枠を見つけるのは、効率が悪い。
すでに自分の活躍がしやすい土壌があるところでもっともっと勝負をかけていくほうが断然いいと判断したからです。

 

みんなが通る王道もいいけど、というか今までの私の性格上、競争率の高い王道の勝負に自分から突っ込んでいくことが多かったのですが、

 

色んな刺激を受け、今は自分のオリジナルの道をつくって進んでいくほうが、目指すものにより速く、正確に進んでいけると学んだのです。きっと、それが私の「必要枠」なのだと思います。

 

色んな場所にみんなの必要枠がある。
そう断言されているだけでも、強くなれる気がしませんか??

 

【CM】AIKEN JAPAN アイケンジャパン 郷ひろみ 30sec ver. - YouTube

アイケン ジャパン 15sX2 - YouTube

【情報解禁!第4弾!!】あ、これで最後、、、ではないです(笑)


振付師さんの「ありがとう」っていうあったかい口癖とか、


暑い中ずっと天気の様子をみてくれていたアシスタントさんのかっこいい姿とか、

 

ピリピリした緊張感の中の、音響さんの強い声とか。

 

CMっていう商品を宣伝する短い映像が、こんなにもたくさんの人と時間にによって作られていたなんて、今まで考えたことなくて、本当に、すごいことじゃないですか。

 

前回、CMという、

15秒から30秒ほどの短い映像に

膨大な時間と労力がかけられていて、

すげ〜っていうお話をしてて、その続きです。

 

 

他にもいろーーーんな撮影現場があって、

というか、同じ撮影現場なんて無いのだろうけど、

たおちゃんがブログなどで、

撮影現場でたくさん感謝している言葉を述べる意味がとてもよくわかりました。

そして、そういうのを大切にできるからこそ、たくさんの映像作品に呼ばれているんだろうなと思います。

 

私は、たおちゃんと同じ道を行くのかはわからないので、

芸能界だとか、TV関係のこの土俵じゃないところで勝負して行くかもしれません。

 

というか、むしろ今回、競争率の高さを知り、もっと頭を使って、

違う土俵でたおちゃんと友達になれるくらいの価値のある人になるところにいかないとな、

とも思い、本当にたくさん学ばせてもらいました。

 

自分が必要とされる枠があるところに行ったほうが賢いですしね。

ここから、以前からブログにもちらっと書いていたあの「必要枠」の話につながります〜!

以前のKENTAROさんのワークショップでのお話です。

 プロになっても変わらないのがプロ~トークタイムで学んだこと~ - 私というちっぽけな表現者

 

やっとですね(笑)

 

次回も即投稿しますので(ずっと貯蓄してたんです(笑))

お楽しみに〜🌼🌼