私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

夢をかなえるゾウ 水野敬也著 簡単には変わらない性格の軌道修正

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74.コンビニのお釣りを募金する

 

ロックフェラーくんはな、スタンダード・オイル社ちゅう会社作った石油っ子なんや。

まあ言うたら、億万長者や。

でな、このロックフェラーくんはな、昔からずうっと欠かさずやってた習慣があるんや。

それが寄付なんや。

 

ロックフェラーくんはな、まだ若いうちから収入の1割を寄付し続けてたんや。

全然お金持ちやないころからやで。

 

ええか? お金いうんはな、人を喜ばせて、幸せにした分だけもらうもんや。

せやからお金持ちに 『なる』 んは、みんなをめっちゃ喜ばせたいて思うてるやつやねん。

世の中の人を喜ばせたいっちゅう気持ちを素直に大きくしていくことが大事やねん。

そやから寄付すんねん。

自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。 そういう人間になることや

 

私の人生を変えてくれたと言っても過言ではない本、『夢をかなえるゾウ』の課題、

久しぶりに実行しました。

 

それが、上の募金です。

 

先日、九州北部豪雨という自然災害が起こりました。

 

それで、高校生が駅前で募金活動をしていたのです。

 

たまたまそこを通りかかった私。

 

高校生が本当に大きな声で

「九州北部豪雨の募金活動を行っています。ご協力をお願いします!!!」

 

と、本当に必死に叫んでいたんですね。

永遠に繰り返して。

 

なんか、その姿に圧倒されてしまって、

最初、通り過ぎてしまったんです。

なんか、ちょっと恥ずかしいし。

 

でも、モヤモヤしたので、トイレ行ってから募金しようかなと駅のトイレに入りました。

 

戻ってきて、よし! やるぞ!

と思ったら、その高校生たちは次の場所へ移動をはじめようとしているようで、

 

もう、叫んでいなかったんです。

 

あー、やっぱりいいか。

なんか、今募金するタイミングじゃなさそうだし。

 

そうやってまた彼らの隣を通り過ぎようとしました。私の肩にはよくわからないモヤモヤがのっかっていました。

(この時ガネーシャの課題は頭に全くなかった)

 

「っんー!!!

モヤモヤするくらいなら、募金すればいいやん!」

 

「いやでもなんか、いい人ぶっとるみたいやん。良く思われたくて募金しよる、みたいな」

 

私の心の中でこんな会話が生まれていました。

 

「あー、そうやってまた世間の目を気にしとるんやね。

人のことなんてどうでもいいやん。

そういう考えに打ち勝って、堂々と募金できる方が断然かっこいいやろ」

 

ここで決まりました。

 

いいや!
募金の呼びかけあってないけど、戻ってぼきんしてこよ!!!

 

私は「募金します!」

とハッキリ言って、小銭を入れました。

 

すると、また大きな声で

「ありがとうございまーす!!」という声がいきなり飛び交いはじめました。

 

少し恥ずかしくて、すぐその場を去ったのですが、

私が募金したその後から、移動中も

募金協力の呼びかけをはじめたようでした。

 

いつもは私、少しモヤモヤしながらも

通り過ぎてしまうタイプなんです。

立ち止まるのがためらわれる。

いいことなのに。

 

でも、それが積み重なって、

通り過ぎるのが当たり前になろうとしてたんです。

そのほんの少しの行動が積もり積もって性格にも現れてくるんじゃないかと思いました。

ロックフェラーさんと同じことですよね。

 

たまに、いません?

この人どんだけ優しんだ!性格いいんだ!!っていう人。

 

私はそういう人に会うとびっくりします。

すごいな〜、と尊敬します。

もしや、今だけ、外面だけとかではないよな〜?

どうやったらこんな風になれるんだ?

私は自分のことばっかだよ、、、

 

 

そう思っていたのですが、こういうところかもしれませんね。

人の目気にせず、自分がすべきだと思ったことをやれるか。

 

 

募金をした後、とても清々しい気持ちになりました。

 

「ほら、やっぱりやってよかったじゃん」

もう1人の自分がそう言った気がします。

自分のためにやったのか、被災者の方のためにやったのか、高校生たちに同情したのか、それはよくわかりません。

 

でも、確実に言えるのは、自分の気持ちがスッキリして前向きになったということ。

 

考えたのは、

 

募金を通り過ぎるのが平気になってしまっていたら、それがそのままの性格になる。

別に募金をしない人が悪いと言っているのではなく。

 

性格は対人関係、仕事関係いろんなところで頭角が現れますよね。

 

うん。私はその逆をいきたいと思いました。

 

え? そんなの当たり前だよって?

 

そう。当たり前の純粋な感情をなんだか肯定するのが下手になっていたんですよね。

 

20年以上生きてると、いろんな考えに触れて、考え方が複雑になってきたからですかね〜😂

 

でも、私がすごいな、と思う人は、自分が良い! と思うものは堂々と良い!っていう強さを持ってる気がします。

そしてそれが結構、当たり前の純粋な感情だったりするんですよね。

 

よし、今回のことで少しは軌道修正できたんじゃないかな。