私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

目立たない誕生日でもいいんじゃない??

 

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23時30分。

一仕事終えた私は、二人暮らしの家に帰宅しました。

 

頭には即行で寝なきゃということしかありません。

なぜなら、次の日も早朝から働かなければならず、4時半起きだからです。

 

もぞもぞと隣の布団が動きました。

慌てて帰ってきたから、起こしてしまったかもしれません。

 

むくっと上体を起こした友人に気がつき、言いました。

恋人ではないです(笑)ロマンが無くてすみません(笑)

でも、シェアハウスって案外楽しいですよ!

 

話がずれましたが、

 

私は寝ているのを起こしてしまったと思い、

「あ、ごめん、起こしたね(>_<)」

と言いました。すると友人は

「ううん、今寝ようとして電気消したところ」

というので、

「そっか」

 

と言い、即行で最低限の寝る準備を済ませました。

 

明日のためにケータイのアラームをかけていた時です。

時刻は丁度0時を2,3分すぎた時。

 

むくっと起きていた友人が、こういいます。

 

「のんちゃん、誕生日おめでとうやね(笑)」

 

 

「あーーーー!! そうだった!! そうでした、私誕生日だ!(笑)」

 

友人が言ってくれていなければ、私は何事もなくそのまま即行で寝ていたでしょう。

言ってくれても、即行で寝ましたが(笑)

でも、丁度0時にお祝いの言葉をもらえて、とてもとても嬉しかったです。

 

世の中には、盛大に祝ってもらったりしている姿をよく見かけます。

なぜなら、単純にSNS。SNSには、素敵な誕生日をした人だけが、キラキラした写真をのっけて投稿するからです。誕生日ディズニーとか、ホント羨ましい(笑)

もし、お祝いしてもらっていなければ、投稿をすることはほとんどありません。

ネタが無いのですから。

 

友人は私の姿を見て言っていました。

 

「社会人になったら、誕生日とかなんもないよね。自分も周りも仕事あるし、彼氏とかおらん限り一人やん」

 

「まー、確かにね」

 

友人は少し寂しそうな表情でした。寂しいというか、はあぁ~、とあきらめモードのよう。

 

でも、誕生日の日も、その前日もいつも通ーーーーーりの一日を過ごした私が感じたのは、

つらいとか、悲しいとか、寂しい、劣等感とかそういうものではありませんでした。

 

なんか、別に意外と大丈夫じゃん?

 

あんなに見栄っ張りで、寂しがりやな私が、

誕生日に何か特別なこともなく、何事もなく終わっていくというのが分かっているのに、

自分でもびっくりするほど、動じていなかったのです。

 

子供の頃、あんなにウキウキしていた誕生日に、浮かれないようになってしまったのです。何も期待していませんでした。傍から見ると寂しい人間かもしれません。

もしかすると、自分を守るために「無」になっていたのかもしれません。

 

でも、私の中には、確かに温かなものがありました。ほんわかとした、ちゃんと気にかけてあげていないと冷めてしまいそうな、脆い温かさ。
それを大切にしたいと思いました。


誕生日の朝、私のもとには2人からお祝いのメッセージが届いていました。

その後、次々とメッセージが届きました。

直接言ってくださる人もいました。

 

でも、私が今日誕生日だということを知らない人の方が圧倒的に多いです。

自分から、今日私誕生日なんですアピールもできるわけもなく、

言いたくなる気持ちもありましたが(笑)、いつも通りに過ごしていました。

 

でも、私の心の中には変化がありました。

 

なぜか、いつもより、心広くいられたのです。

少しくらい、迷惑をかけられたって、うまくいかないことがあったって、

まるで仏のように余裕がありました。

むしろ、普段は自分のことで精いっぱいな私が、人に何かしてあげたいと思う余裕が生まれたのです。

それは、お客さんであり、友人であり、通りすがりの人であったり。

 

誕生日パワー、恐るべし(笑)

 

歌のレッスンが終わって、バイト先へ向かう自転車での移動中、

なぜ今日は、こんなに気分良くいられるのだろう? と考えていました。

 

お祝いの言葉やプレゼントが嬉しかったから?

 

確かに、それはとても嬉しかった。

 

でも、それだけじゃないような気がする。


思えば誕生日の直前まで、私は自分のやりたいことをしていました。

それは、自分の目指す目標のための行動です。

その日は、歌って、踊って、書くことについて学んでいました。
1秒も無駄にした気がしない1日でした。

その後、4月から働かせていただく所の社長さんと社員さんとご飯に行きました。
とても賢くて、面白くて最高で、大好きな方々です。同時に戦友でもあります。

働く場所は、

自分の好きなこと、やりたいことが仕事になっていて、夢を目指しながら働ける。稼げる環境。さらに、自分が確実に成長する試練やチャンスがあります。そこで働かないわけにはいきません。

私はこう決心しました。

これはもう、死ぬほど働くしかない!!

私にとっての誕生日プレゼントは、コレかなってくらいです(笑)


だからと言って今の環境に不満があるわけではありません。
むしろ本当にバランスのとれたいい環境にいると思います。

物書きミュージカルダンサーになるための、学びの環境が整っていて、実家に帰ろうと思えば帰れる。
遊びに行こうと思えば行ける。

仕事も自分のためになることだから、全くもって苦にならない。むしろプラス。超絶プラス。

そしてこれからも、自分の目指す目標にもっと近づくことのできる環境で働くことができるのです。

 

 

これ以上幸せなことってありますか??

私にはないです。
だからこそどんなにきつくても、やりぬく自信があります。なぜって、自分がやりたいことなのですから。
休みの日なんて今もないけれど、休みの日なんていらないです(笑)本当に。
無くてもいきていけますし!!

そう考えると、

私は本当にありがたい人と、環境と、運に恵まれているなぁと思いました。
誕生日に盛大に祝ってもらえなくたって、全くもって気になりません。
だって、もう今すでに幸せな人生を歩んでいるんですもん。

幸せって、楽しいことだけじゃないんですね。辛いことも、後悔もなんか、負のパワーさえ、プラスのパワーになるためのバネだと思えば、なんてことないです。
私は誕生日の日に、こんなことに気づけたようです。

いつも通りの誕生日だったからこそ、そう感じることができたのだと思います。

 

最後に、私よりも私の誕生日のことを考えてくれていたであろう、同居人の友人、ありがとう!!

朝から心のこもったメッセージをくれた友人、ありがとう!!

 

働いて、レッスン行って働いてしかない誕生日だったけど、

そんな中でもお祝いしてくれる人の気持ちは心底嬉しいものでした!!

どっかレストラン行ったり、旅行に行ったり、そういうのも大好きだけど、

お祝いしてくれる人が一人でもいれば、十分満足でした!

 

 

充実した毎日に感謝し、これからも精進します。