夢をかなえるゾウ 水野敬也著 苦手は武器になる?!
52.苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
私、かっこいい文章を書くのが苦手なんです。巧みな言葉で鮮明なイメージを読み手に浮かばせるとか、心を動かすってことが難しい、、
なんでかっていうと、まず、ボキャブラリーが少ない。
本を読んでマネしたりしているんですけど、
やっぱり難しい(笑)
それでわたしが話し言葉で書くと、
もう、子供っぽすぎる文書になってしまうんです。
だから、かっこいい文章に出会うと、
いいなあと思っていました。
でも、ある時、
私の文章を読んだ人から、こう言われたんです。
あなたの文章は「健気で素直で応援したくなる妹感」が武器だと改めて思いました。読者を味方につけられるってすごいなぁ、と、本当に思います。
細かな単語が、子供でもなじみのある言葉(「~なんだろ?」とか「隣通し」とか「頭をたたき、足をひっかけて尻餅をつかせます。」とか)が散りばめられていて、裏がないことが全編通して伝わるからだと思いました。
そしてこのピュアさの武器、本当にいいなぁと思うのは、まっすぐで茶目っ気のあるかわいらしい人である以上、年齢制限がない点だと思います。
おばあちゃんになっても、ウキウキかわいくお話しされる方はいらっしゃるように、「妹」としてのかわいらしさだけでなく、たとえ読者があなたより年下になっても「まっすぐでかわいらしい人だな」と思うと思います。
こんな風に思われてるなんて、本当に思ってもみませんでした。
子供っぽすぎる文章は、
文章が上手とは言えない! と思っていたのに、
子供っぽいからこそ、
読者に馴染みのある文章になる、妹的な存在でいられるってことを知って、
新しい自分に気づいた感じがして、
これでいいんだ!と思えて、
すごく嬉しかったです。
教えてもらったことに、感謝だなと思います。
かっこいい文章は書けないとしても、
馴染みのある文章で、
読み手にドーーーーン!とぶつかっていける
野生的な文章を書いていきたいと思えました。
苦手だと思っていたことが武器になってしまったんです。
今日の課題は、
自分から何かしたというわけではないのですが、
見方を変えれば、
もっと自分のことがいいなって思えるんじゃないか、それってかなり素敵なことじゃないかと思えました。
ガネーシャはこうです。
ええか? 本気で夢かなえよう思たら、乗り越えられへんように思えるしんどいことも出てくんねん。
でも、そういう困難を自分にとってプラスと捉えられるか、
それが勝負の分かれ目なんやで
52歳でメジャーデビューしたミュージシャン、スキャットマン・ジョンくんな。
あの子は幼い頃から吃音症で、どもっててん。
歌手にとってどもるちゃうのは致命的や思うやろ?
せやけどあの子は「すべてのことに意味がある」
言うてな、吃音症を音楽に活かそうとしたんや。
そんで、吃音が「スキャット」ちゅうジャズの歌唱法に向いてるのを見つけてな、
ジョンくんのデビューアルバムは全世界で600万枚売り上げたんやで
せやから自分もな、嫌なもんや苦手なもんを遠ざけるんやのうて、そう言うもんの中に自分にとってプラスになる面を見つけるんや。
そしたら自分の中に眠ってる可能性が引き出されるんやで。
それでは、おやすみなさい🌙💤