私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

夢をかなえるゾウ 水野敬也著 輝く人のネガティブ発言から学んだこと

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62.優れた人から直接教えてもらう

 

先日、バレエの先生が急な代講で外から教えに来ていただいた先生のレッスンを受けることになりました。

 

もちろん、その先生のレッスンを受けるのは初めてです。

 

ですが、レッスン生のみんなが眼を見張るほどの、美しさとしなやかさとパワーみなぎる動きをお手本として見せてくださり、

教え方も面白おかしく、でも、丁寧に丁寧に、一人一人に熱意をもって教えてくださりました。

 

とても刺激を受けました。

 

優れた人の技術と教えは、教えられる側としても、信じられないくらい吸収しやすいのです。

 

先生から教えていただいたこと、1つ1つ潰していって、身につけていこうと思います。

 

そして、バレエに対して目標の見えなかった私も、力強い、1つ1つの動きからパワーあふれるバレエをしたいという像が見えました。

 

63.他の人が気づいていない長所をホメる

この、すごいバレエの先生の話が続くのですが、

 

私はこの先生からあることを学びました。

 

 

名づけて、

輝いている人のネガティブ発言から学んだこと

 

です(笑)

 

私、ネガティブ発言はあまり好きじゃありませんでした。

やっぱりポジティブな方が周りも自分も明るくなるし、何よりいい気持ちでいられるからです。

ネガティブ発言だと、気持ちが暗くなりますよね。

 

 

だかしかし!!

 

そのすご〜く面白くて明るくて美しくてバレエの上手い先生からは、

度々レッスン中に、ネガティブ発言が飛んでくるのです。

 

一体どんな発言か??

 

そもそも、明るくて面白くて元気な先生がネガティブ発言?!?!

 

と、なるでしょう。

 

そんな人がネガティブなこと言うはずがない。

そう思っても当然だと思います。

 

でも先生、言うんです。

 

 

足を長〜くして〜!

と言いながらお手本を見せていただく時。

 

「私は全然足が長くないけど」

 

〇〇先生の代わりできました〜!

と、挨拶をされた時。

 

「〇〇先生の方が断然お上手で、教えるのも上手いし、私で申し訳ないのだけど」

 

 

 

お気づきでしょうが、

ネガティブというか、まあ、自分を下げて言われるのです。

謙虚さが出ているのだと思います。

 

でも、めっちゃうまくて、足も長いのに、そんなこと言ったら、皮肉に聞こえない??

 

それがそれが、全然そんな感じじゃないんですよね〜😣

なんと説明したらいいかわからないのですが、

自信と謙虚さを兼ね備えて、ノリで言ってる???みたいな。

 

だから、全く言葉にいやらしさがない。

 

それに、これって技術を磨くための武器だなと思ったんです。

 

 

 

自分が今のままで満足しないためのおまじないとして、自分を下げるネガティブ発言をしているのではないか??と。

 

一定以上の技術や経験を身につけると、次第にいろんなことに慣れてきて、もっともっとという意欲がなくなってしまう。

 

そうならないために、まだ自分には上がいる。

自分はまだまだなんだ、天狗になってはダメだという喝として、ネガティブ発言をする。

 

だから、先生は眼を見張るほど上手くなった。

 

もしかするとそれが、先生は癖になってしまったのかもしれません。無意識のうちにそれをやるようになったのかもしれません。

 

どちらにせよ、

輝いてみえる人のネガティブ発言は、

自分自身を向上させるために使われているのだと感じるのです。

 

慣れてきたときこそ、こうやってあらゆる手を使って初心にかえろう。

 

まだまだ本物の未熟者だから、

そんなネガティブ発言はまだ使えないけど、

いつかその時がきたら、この先生のことを思い出そうと思います。