私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

水野敬也著 夢をかなえるゾウ 交通事故と悔しさと人生の幸せ

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〇〇さんがね、

交通事故にあって今病院だから

今日、受付に入ってもらえない??

 

朝、バイト先から、そう私に電話がかかってきた。

 

その日、私はダンスと、劇団のレッスンに行く予定だった。

 

でも、これは緊急事態だ。

でも、私はレッスンに行きたかったし、行かなきゃだし、絶対に休みたくなかった。

 

突然のことで、 驚きだったが、

私の心は正直で、こういう時に、人は本性が出るのだろうか、

 

私じゃなくても、他の人がいるんでは?

よりによってこんな日に、、、

自分の夢を実現するためのレッスンを1日だって休みたくなんかないのに、、、

 

という、自己中心的すぎる感情が溢れた。

その人の心配より、自分の感情がむき出しになり、不満がでた。それほど想いが強いというのかなんなのか、

自分のことばかり考えていた。

 

そう、いつだって優先順位の1番は自分なのだ。

 

 

 

私はこう答えた。

 

あ、え!!

そうなんですかっ?!😣

今日、劇団の練習があって......

んーっ、

でも、緊急事態ですもんね、

わかりました、その旨を伝えてみます。

というか、〇〇さんは、大丈夫なんですか?!?!😣

 

 

 

いくら自己中心的な私でも、さすがに断れなかった。

 

 

だって、自分のことばかりを考えた次の瞬間には、こう思ったからだ。

 

もし、今度この立場が逆になったら??

私が不慮の事故に遭ったら、誰かが私の代わりに入ってもらうことになるのだ。

 

私はオーディションで、代行してもらっているんだぞ??

他の受付スタッフのおかげで、休みをもらって、私はオーディションを受けることができている。

 

そういえば、先日ミーティングに参加できず迷惑をかけた。

仕事の信用を失った今、私がとるべき行動は、決まっているのではないか?

 

これで自分の欲のままに、代行を断れば、

極端に言えば、この先誰も振り向いてくれない。

 

どんなにダンスの技術がすごかろうが、

嫌なヤツだったら応援する気にはなれない。

その人がピンチの時に、手を伸ばそうなんて思えない。

 

これは、人として、仕事としての信用の問題だと思った。

 

だから、電話を切った後、

私に迷いはもうなかった。

 

踊ること、芝居ができても、

あなただから観たいと思ってくれるお客さんがいなきゃ意味がない。

1人で夢を実現するなんてできると思っていない。

どこかしらで支えてくれる人がいるから、実現するんだ。

 

これまで、

心のどこかで、誰かのためとか、他者への貢献なんて、綺麗事だと思っている自分がいた。

確かに、緊急事態でバイトに入るというのは、

その人のためになるけど、

その人のためだけではない。

 

回り回って自分のためにもなる。

 

自分のためにもなることだから、

目先のことではあるが、自分のやりたいことを我慢する。

 

 そうしなければならない時もあるのだと、

思った。

 

100歳になっても執筆活動などで活躍されている柳沢さんは、こう言っているそうだ。

 

人生は思い通りにならないことも多い。

でも、その中でどうやって自分のやりたいようにできるか、試行錯誤していくことが人生なんだよ。

 

それを「人生」とまで言い切ってしまうところに少し驚いたけど、

 

今はこの言葉に少し救われた。

そう切り替えたら、前向きに考えられるようになった。

 

バイトの時間まで、

TAP、歌、ダンス、芝居の自主練をみっちりして、(裕に4時間は超えていた、それでも足りないくらいだった、、)

 

こうしてブログも書いている。

どうせレッスンにいけないのなら、

 

少しでも今やれることを!!!!

時間を無駄にしたくない!!

 

 

そうして、

交通事故に遭ったバイトの先輩や、会社の人にも役立つことができれば、上出来だ。

むしろ自分にとっても、とても良いことだ。

 

 人のため、誰かのため、あなたのため。

 

自分以外の誰かを想ったら、

回り回って自分のためにもなるって、こういうことなのかぁ。

 

綺麗事だと思っていたことが、少しだけリアルで実感できた気がした。

 

それでも今、とても悔しい。

バイトで仕事をしていればしているほど、

本当はレッスン行けたのに、

本当は劇団の練習行きたかったのにと、

あー、他のみんなに迷惑をかけるし、何より遅れを取るのがとても嫌だ。

 

沸々想いが湧き上がる。

 

それでも歯を食いしばる。

自分に言い聞かせる。

じゃあ私はいつも、練習に全力注げてる??

 

疲れたから、きついからと言って、

何か言い訳にして手を抜いてしまうことはない??

 

こういうこともあるんだから、

毎回行けるレッスン悔いのないようにやらなきゃ。

一回一回レッスンに行けるということにもっと重みを持たなきゃ。

要は、日頃レッスンに行けることに感謝するってことだ。

感謝の気持ちが足りてなかったと思う。

 

そうじゃなきゃ、

悔やむ資格はない。

 

いつものレッスンを蔑ろにしてるヤツが、

悔やむ資格はない。

 

そう思って、そう言い聞かせて、

また、歯を食いしばり仕事をした。

 

こうなったら完璧にこなしてやる!!!

 

悔しいという感情は、

私にとって大きなエネルギーになる。

 

ここで、

全部周囲のせいにして、ダメになって、負のスパイラルになるより、

コンニャロと思って、プラスの方向に自分で持って行かなきゃ、もっと悔しいし、負けだ。

 

 それで、今日色々感じたのは

 

まずは人のため、とか

まずは自分のため、とか

 

いろいろ言われているけれど、

今回のことで、私はどっちが先なのかわからないと思った。

というか、どっちでも良くね?ってなった。

 

人のためにと思ってやったことが、回り回って自分のためにもなるってことは、もちろん素敵なことだけど、

 

自分の願望があって、

そのために人のためにできる人であれば充分だとも思うし、

 

現に、自分がやりたくてやってたことが、いつの間にか人のためになってました、ってことはよく聞く話だと思う。

 

ただ、自分のためにも人のためにもなればいい。

それが幸せなことだと思う。善いことなのだと思う。

 

 

あ、これ、ガネーシャの課題達成してる!

 78.運がいいと口に出して言う

運が悪いことがあったと一度は思っても、こう口にすることで、自分をいい方向に持っていく考えが浮かぶと言う課題です!

 

みなさんにも、幸あれ😊⭐️