ロボット、終演しました🤖💓幸せな家事ロボットでした。
今村映子さん脚本、演出の『サンプル』が11月23日に終演しました。
短編集のような演劇で、
おそろい、おさんぽ、おかえり
というどれも後味の違う贅沢な三作品でした。
私は「おかえり」に出演させていただいて、
なんとまあ、素敵な照明さん、舞台監督さんと、素敵なプロの役者さんと、バリすご脚本家さんとご一緒させていただいたのですが、
こんなにも安定感が違うのかと、
圧倒されました。
みえないけど、しっかりとした空気で支えられている感じ。どんな風に動こうが、大丈夫だから。安心してやってこい!と、言われているような感じ。
だから、今回のお芝居、とてものびのびできたように思います。
アドリブもやっちゃったし(笑)
そんな余裕が出るなんて、初めてだった。
ほんと、お芝居が楽しくてしょうがなかった。
今回、脚本演出、そして、衣装やメイクなども手がけてしまう魔術師のような今村映子さんには、当て書きという、
その人の見た目や性格を材料に
お話を書くという手法でお芝居をしたのですが、
私に託していただいた役は、なんと、
ロボットでした(笑)
しかも、壊れたロボット🤖(笑)
全く動けません(笑)
家事ロボットという設定で、
近未来的なお話なのですが、
いい歳してずーっとこのロボットと生活している頑固で、そこが可愛いじっちゃんと
このロボットに奇跡が起こるのです。
んー、まぁ、でも、ここはいろんな解釈があるので置いときますが、
とにかく、
お芝居の終盤!
家事ロボットが、人間に還るんですよね。
つまり!
私はロボットと人間の二役を演じさせていただきました🤖👧
家事ロボット、おっちゃんの亡くなった奥さんと瓜二つだったんです。
おっちゃんは奥さんのように、
この家事ロボットを愛し続けた......
あまりの虚しさに、おっちゃん(私にとっては最愛の夫)が過ちを犯そうとした瞬間......!!
ロボットだったヤヨイ(役名です)が、
生きていた頃の弥生になるのです。
もしかしたら、これは幸輪(可愛らしいおっちゃんのことです)さんの見た幻かもしれません。
2人は一緒に、お空の向こう側へ、、、となるのですが、
なんて切なくて、あったかい物語なのだろうと、台本を読んだ時、ホロっとしました。
とてつもなく心に染み渡る人間物語なのです。
他の2作品もそうです。
稽古を重ねるにつれ、
託された役の感情を読み解くことができていき、
曇っていたものがどんどん明確になっていって、
それによって演じ方も少しずつ変わって行く。
やっぱ、生っていい。ライブっていいなぁと思えました。
弥生と幸輪さん。ありがとう💓
弥生として生きた時間よ、ありがとう!
その時間を一緒に過ごしてくれた演者さん、スタッフさん、そして、お客様ー!!!!!
誠に誠にありがとうございます!!
これからもどうぞよろしくお願いします🙇🍀
そして、お芝居の世界で生きていくということについても今回、学ぶことができました!
お芝居や芸術とどんな風に向き合って生きていくのか、
その手段はどうなのか、、、
次回に続きます!!