私というちっぽけな表現者

もの書きミュージカルダンサーへの日々。

「止まらない食欲を抑えるには」という深刻な悩みを3年もの間抱え続けてきた女がついに見つけた答え

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 ↑驚くべき腸内洗浄を発揮する『スッキリ大根』

 

「自分のやりたいことで生きていく」と決めてからである。

私は大学3年生の就職活動期に、人生のターニングポイントともなるような出会いに恵まれ、自分の好きなことで生きると決めた。

就職活動を辞め、アルバイト生活を送りながら、踊ること、書くことに膨大な時間を費やしてきた。当然、どうしようもない不安やキツさに押しつぶされそうになった夜もある。未だに荒波のような天国と地獄を繰り返しながら、日々を送っている。他人から見れば、平凡なただのフリーターに見えるかもしれないが、当の本人の気持ちは、本人にしかわからないものだ。

 

そんな毎日を送る中で、私はある大きな難題に追いかけられることになる。

この難題は、一見可愛らしい問題に思えるかもしれない。人によっては、何だそんなことかと鼻で笑われるようなことかもしれない。

でも、私にとっては、本当にどうすればいいのかわからないほどの深刻な悩みだった。

幾度となくその難題に向き合おうとしたが、いつも結果はダメだった。

ダメならダメで、開き直ってしまおうとして、悪循環のスパイラルに陥った。

もう、諦めるしかないのかと思う自分も嫌だった。

 

 

自分のやりたいことで生きていくということは、現実と理想の自分のGAPと真正面から向き合うことが必要になる。そして、そこから逃げることなく、地道に努力していく他ない。私は、そこから逃げ出したいと思うことがあると、必ずある行為に移ってしまう。

それは、「暴飲暴食」だ。

 

それが私の大きな悩みの一つだった。

これは、笑い事にならないほどの無駄なお金と時間を浪費してしまう。

一番怖いのは、依存症になってしまい、それがないと情緒不安定になってしまうことだ。タバコやお酒、麻薬のように私は食べ物を求めていた。

いつもスーパーやコンビニに行ってしまう。

お腹が減っていないのに、気持ちが悪くなるほど、食べてしまう。

自分で自分をコントロールすることが出来ないのだ。

 

かと言って、自分を落ち着かせるために食べたのに、その不安が解消されたわけではないため、結局何も解決しておらず、また食べてしまう。お金をかけまいと、安くて量のあるものを求める。その殆どが体に悪い物だ。だから、身体にも悪い影響を及ぼしていた。むくみやすかったり、免疫力が下がっていたり。けれど、それを続けていくうちに、どんどん身体がバカになり、悪いものを食べても何も感じなくなる。薬を飲みすぎると、効果がなくなって来るのと同じだ。

私の暴飲暴食の程度も、ズンズン大きくなってゆき、それでも足りないと脳が判断するもんだから、自分がやりたいと思っていた、踊ることや書くことにまで支障をきたしてきた。

踊る時間よりも、食べていたい。書くことよりも食べていたい。私は食べることに生活を支配されていたのだ。時間も少ないお金も、無駄な「食」に飲み込まれているという状況だった。

 

自分がやりたいと思っていることなのに。

楽しいはずなのに、なんで。

 

そんな悩みを抱えて3年が経とうとしたときである。

私の目の前に、可愛いけど少し変わった天使が現れたのだ。

 

偶然その天使は私と同じ名前で、さらに、私が前の職場で、彼女の後任だという巡り会いだった。

出会ってすぐに、お互いまだ何も知らないのに意気投合し、先輩である彼女と、一緒に働いたことすらないのに、プライベートで会う機会もあった。

 

彼女は管理栄養士という資格を持っていて、仕事をしながら、フリーランスとしても活動を始めていた。

ジブリが好きで、考えることが面白い彼女は、自分で自分のことをこう言っていた。

「私は、管理栄養士のくせに、料理も苦手だし、食生活もメチャメチャだった。そんなんで、お客さんにアドバイスしたり、薬出してたんだよ。自分のことも出来てないのに、おかしいよね」と。

私は彼女のこういうところが好きだし、尊敬している。

そして続けた。

「だからこそ、時間がなくて忙しいコンビニ生活の人の気持ちが分かるし、甘いものが大好きで、ニキビに悩んだり、コントロールできないことに悩みを持つ人の気持ちがよく分かる。それで思ったの。私みたいなダメダメな人の役に立ちたいなって」

 

それだから、彼女は、コンビニでご飯を買うなら、これがいいだとか、時間がないときはとりあえずコレを食べろだとか、ダメダメ生活のあるあるを少しでも解消してくれるアドバイスを丁寧にしてくれる。

 

私が、彼女を頼ったのも、そこが第一の理由だ。彼女も私と同じような人種だから。だからこそ共感と説得力が増したのだと思う。

 

そこで教えてもらったのが「ファスティング」というものだった。

簡単に説明すると、私が行ったのは、腸内環境のリセットだ。私には専門的な知識がないため、変に説明すると、誤った情報を書いてしまう可能性があるため、細かい説明はしないでおこうと思う。私は丁寧なカウンセリングを受け、内容に承諾した上で、その彼女も実践済みの「ファスティング」というものを行った。

 

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ファスティング専用ドリンク

 

 

その結果、私がこれまでずっと抱えてきた悩みの原因を突き止めることが出来たのだ。

 

それは、とても意外なことだった。悪いのは、世に溢れた美味しい食べ物やなんでも食べれる便利な環境ではなかったのだ。

一番の原因は、私の思考回路だったのだ。

 

 

私の脳は、食べないと生きていけない。食べないと不安。という強烈な思考に侵されていた。しかし、それは行き過ぎた幻想だったのだ。人間の必要なカロリー摂取量は決まっている。そんなに食べても死にはしない。むしろ、お腹が空くという現象には、人間の体にとって、良いこともあるのだ。

 

ファスティングを無事に終了した今でさえ、そう思えるが、あの頃の私は、頭ではそう、分かっているのに、少欲を抑えられなかった。口に何かを含んでいないと不安だった。

 

「自分のやりたいことで生きていく」と決めるまでは、そんなことなかったのに、人生気張って頑張りだした時から、その分やらなければというプレッシャーやストレスが、私をその行動に貶めたのかもしれない。

完全に思考回路の問題だったのだ。

 

それが、ファスティングをすることで、食べなくても平気だという新しい思考が私の中に入り、行動が一変した。

今まで食べていた無駄なお菓子を食べないようになったため、お金と時間に余裕ができた。その時間を有効に使おうと、ダンスや文章の時間に当てることができるようになった。記事を書く際に必ずお菓子を一袋空けなければ書けなかったのが、それも必要なく、集中力を切らさず書けるようになった。さらに、食べるものが一変したおかげで、悩みだった浮腫も取れ、丸く二重顎だった私の顔にほんの少し、希望が戻ってきた。集合時間にも余裕を持っていけるようになったし、些細なことかもしれないが、確実に私の思考が変化したことで、行動も変わっていった。

 

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別に私はファスティング信者でもないし、おすすめしようとも思わず、やりたい人がやればいいと思っているのだが(お金もある程度の条件などもあるため)、これだけは言わせてほしいと思う。ファスティングをしたおかげで、私は、お金にも時間にも余裕ができたし、なんと言っても、自分がずっと悩み続け、それが癖になっていたヘドロのような思考が良いものに変化したということだ。

 

今、とてつもなく感謝している。

本当にやってよかったと思っている。

いつも後々公開する選択ばかりしか取れなかった私を、彼女が救ってくれたのだから。

人間、ダメだと分かっていても、どうしても美しい選択肢が取れないことがある。

そんな時は、誰かに背中を押してもらうことも必要なことかもしれない。

私はただ、食べることを楽しみ、そして健康も手に入れたいと思った。

ファスティングはそんな人に向いていると思う。

食べすぎたときは、きれいな選択ができなかったときは、その後に自分にあった方法で挽回すれば良いのだ。そんな方法がある。私は、それを彼女に教えてもらった気がする。

 

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健康に不安がない人はいない。

誰だって、健康でいたいと願っている。

不健康がいい人なんていないはずだ。

私は、ちょっと変わった天使に巡り会えたことで、いま、こんな思考回路が私の頭の中に加わっている。

 

健康的な生活を保つ行動を、楽しめるような人間になろう、と。

この思考回路が、私の目標の実現に大きく関わっていることは、言うまでもない。